イスラエル、レバノン、ヨルダンおよびシリアの国境が接する高原である。
以前はシリア高原と呼称されていたシリアおよび国連は同高原をアル・クナイティラの施政区域(クネイトラ県)の一部であると考える。シリアの砲台のある土地であったために、イスラエルは第三次中東戦争以降同地の占拠を続け、「ゴラン高原」の用語の使用に反対を示している。
イスラエル国防軍はゴラン高原を1967年から1981年まで占領して軍政下に置き、クネセトはゴラン高原法に基づき同地を民政下におく。国際連合およびイスラエル以外の当事国のどちらもこれを認めず、ゴラン高原はイスラエルに不当に併合宣言されたシリア領である。国際連合安全保障理事会が決議497「イスラエルの併合は国際法に対して無効である。」を採択し、この見解は固定化した。しかし、イスラエル政府は「併合」であると認めていない。
さらに、レバノンはヘルモン山の領域にあるドヴ山のシェバ農場として知られるエリアの割譲を要求している。シリアの公式見解は農場はレバノン領であるとしている。しかしながらレバノンからイスラエル軍の撤退を確認するために2000年に派遣された国連のチームは、ゴラン高原の一部としての農場がシリア領と同一であることを間接的に保証した。1981年の法律でイスラエルは第三次中東戦争以降同地に留まるシリア人にイスラエルの市民権を与えた。一部のユダヤ人およびシオニスト組織はゴラン高原を自由なユダヤ人の土地である。この見解は現在のイスラエル政府の見解とは反し、また国際的にほとんど支持されていない。
シリアとイスラエルは現在もゴラン高原の領有権を争っているが、第四次中東戦争停戦後の1974年以来、武力行使を行っていない。ゴラン高原の戦略的および水源地としての大きな価値は、両国の交渉が不確かであることを意味している。
国際連合のPKO・国連兵力引き離し監視隊(the United Nations Disengagement Observer Force, UNDOF)は1974年に設立され、停戦合意の実施を監視し、地域の現状を維持している。現在1,000名を越える国連平和維持部隊が平和の維持に従事している(日本も1996年から自衛隊を派遣している自衛隊ゴラン高原派遣参照))。
ゴラン高原には多くのドルーズ派およびチェルケス人の集落が存在する。イスラエル人の入植地は1970年代にカツリンの町が建設されたことに始まり、多くのキブツおよびモシャブが建設された。イスラエル以外の国はゴラン高原でのその居留地の合法性を認めていない。
シリアはゴラン高原をクネイトラ県の管轄内としているが、その県都クネイトラは第三次・第四次中東戦争の間はイスラエル占領下にあり、シリアの手に戻った現在も廃墟のまま保存されている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
シリアの国境が接する高原だった事は知りませんでした。
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